こんにちは、マーケ・CS担当のざきっぺです。
このブログは、
在庫管理初心者さんにもベテランさんにもできるだけ分かりやすいニュアンスで在庫管理について知ってもらいたい!というブログです。
前回は「考えるべき在庫は3つある!」として実在庫・帳簿在庫・有効在庫についてご紹介しました。
たくさんの方にご覧いただけたみたいで本当にうれしいです!ありがとうございました!
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しかし、前職で在庫管理を担当していたざきっぺも溜め息が出るほど在庫管理とは難しいもので、実在庫・帳簿在庫・有効在庫を把握しておくだけじゃ欠品や過剰在庫を防げるかと言ったらそうではないんです。
では何が大事かというと在庫を増やす業務、そう、「発注(仕入)」がその一つです。
発注をかけるタイミングや数量、リードタイムの考慮、需要と供給・・・
そういった要素を把握した上で発注を行わないと、欠品や過剰在庫という問題が発生します!
ウワァァァ(|| ゚Д゚)って声が聞こえてきそうですが(笑)、
今回はまず「定量発注方式」「定期発注方式」という2種類の発注方法について解説します。
定量発注方式
在庫数がある一定の水準まで減ったときに、一定量を仕入れることを「定量発注方式」と呼びます。名前は知らないものの、おのずとこちらの方式を取っている方が多いのではないでしょうか。
発注するタイミングである「一定の水準の在庫数」のことを発注点と呼び、「仕入れる一定量」のことを発注数と呼びます。
『発注点や発注数ってどうやって決めたらいいのよ!<(`^´)>』となると思うので、次回の記事ではその算出方法から解説しますね!
定量発注方式のメリットとしては、あらかじめ決められたタイミングで毎回同じ数量を発注するので、忙しい中でも比較的手間をかけずに発注業務を行うことができます。
デメリットとしては、季節ものや急激な需要の上昇(前日にテレビ番組で芸能人が紹介したとか)に対応しにくいので欠品が発生したり、その反動で需要が減ったときには過剰在庫になってしまうことがあり得ます。
したがって「定量発注方式」が向いている在庫としては、
・安価なもの
・仕入先からの供給が安定しているもの
・劣化しにくいもの
などであり、つまりは流行り廃りのあるものではなく、いつの時代も安定的に売れているものやその材料の仕入れに適します。
定期発注方式
読んで字のごとく、定期的に発注する方法です。「毎月10日・20日・30日に発注する」とか(スーパーのポイントサービスデーみたい(◔ω◔*))、「毎週月曜日・木曜日に発注する」とか、発注のタイミングをあらかじめ決めておくことを「定期発注方式」といいます。
定量発注方式は「在庫数」を発注の目安とする方法でしたが、定期発注方式は「時期」を目安にします。
定期発注方式のメリットとしては、発注の時期が決まっているので業務スケジュールが立てやすい点と、発注量は都度判断して決めることができるので需要の変化に対応しやすい点があります。
しかし「発注量を都度決める」ことはデメリットにもなります。
在庫数や、流行・需要を敏感に察知する必要がありますので、発注作業にかかる手間は多くなりがちです。
したがって「定期発注方式」が向いている在庫としては、
・高価なもの
・需要の変化が大きいもの
・劣化しやすいもの
などであり、例えば季節ものなど需要が変化するものや、食品など賞味・消費期限があるものに適します。
とはいえ矛盾も発生する
以上、2種類の発注方法「定量発注方式」「定期発注方式」について紹介しました!
が!
世の中そううまく「こっちの発注方法を取ります!!!」って大きな声で決められるわけではなく。。。(泣けるぅ~( ノД`)
そうした矛盾を元現場作業者のざきっぺは知ってます。たとえば、ざきっぺは消耗品の仕入担当でしたので基本的には「定量発注方式」の考え方なんですが、仕入先は「定期発注方式」を取ってたんですよね~。
つまり、
現場側「減ってきたから発注したいよ~」
→仕入先「発注の受付は今日やってませーん」
ということ。
こういう場合は仕方ないので(と言ってしまうと仕入先さんには失礼かもしれないんですが)、現場側は「定期発注方式」を取らざるを得ませんよね。
となると、ですよ。
本来は向かない「定期発注方式」を取りつつ、在庫は安定的に持っておかないといけない
ということです。その場合デメリットが通常より大きく作用するんですよね。逆もしかりです。
今思うと、ざきっぺは向かない発注方法をしていたから度々欠品やらかしてたんだなぁ(´Д`)
>>(その日に使う分が足りなくて、会社で2番目に偉い人に仕入先まで取りに行ってもらうなんて大失態をおかしたことも(笑))
https://ds-blog.tbtech.co.jp/entry/zaikokanri-purpose
そういった場合は特に「常に在庫数を正しく把握しておく」ことが重要になってきますので、在庫管理システムの必要性が高まるわけです。(ざきっぺ、論点にうまく着地できましたっ・・・!)
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次回は発注点と適正在庫についてご紹介します。
執筆者:ざきっぺ
テービーテック入社5年目。前職は食品加工業の工場勤務。
eeeCLOUD在庫管理システムのカスタマーサポート。マーケティング兼務になって1年近く。社内イチのお調子者。モンハンライズ サンブレイク、HR800到達。MRは中々上がらない。
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