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2021年第2回G検定を振り返ってみる

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2021年7月17日に2021年第2回G検定が行われました。
今回はシラバスが改訂となり範囲もぐっと広まりましたが
難易度や出題形式など、どう変わったのかを振り返ってみます。

試験概要

名称  : JDLA Deep Learning for GENERAL 2021 #2
概要  : ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する
受験資格: 制限なし
試験概要: 120分、小問191問、オンライン実施(自宅受験)
出題範囲: シラバスより出題
      ※今回より2021年4月15日に発表した改訂シラバスが適用。
受験料 : 一般 13,200円(税込)、学生 5,500円(税込)
試験日 : 2021年7月17日(土)13:00より120分

試験時間や問題数は前回と変わりなく、今回も時間との戦いでした。
変更点と言えば、受験料が一般、学生も少し値上がりしていました(´;︵;`)

問題の出題形式と内容

今回の出題形式は前回と変わりなく、問題文を読み
4つの選択肢から穴埋めや該当するものを選ぶ形でした。
ただし、4択と言っても並び替えや、組み合わせなど問題によってバラバラですし、
問題の順番も単元ごとに順に出題されるのではなく、
各単元からランダムに出題されるので、しっかり問題集で慣れておく必要があります。

問題内容に関しては、AIをビジネスで活用するための倫理や法律に関する問題や
今回新たに増えた内容で、解釈性のあるAIについてなどが出題されました。
AIが広く普及するようになり、法の整備が必要となりますし
人命にかかわる分野では、予測精度だけではなくAIの解釈性を求める要望が高まり
それに合わせて研究が行われ、新たな手法が生み出されています。
そういった新技術も問題に出されることもあるので、最新技術にも感度を高めておく必要があります。

問題の出題傾向

今回私が受験してみて、単元ごとの出題比率は以下のようになります。
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前回と比べると「機械学習の具体的な手法」が減って
「ディープラーニングの社会実装に向けて」が増えているようでした。
公式でも「ビジネスパーソンが DX を推進するためのより実践的な内容を追加している」とあるので
AIをビジネス活用する分野が増えていることにも納得できますね。

結果発表

今回の受験者数は7,450名で、そのうち合格者数は4,582名となり、合格率は61.5%でした。
シラバス変更がありましたが、今までの試験と比べても合格率が特段下がったという事はありませんでした。
ただし、合格基準は明確にされていないので合格率は多少調整されているのかもしれません。

合格者への通知には、自分の分野別得点率が開示されました。
私の得点率を晒します。
■シラバス分野別得点率(小数点以下切り捨て)
1.人工知能とは.人工知能をめぐる動向.人工知能分野の問題:85%
2.機械学習の具体的手法:85%
3.ディープラーニングの概要:81%
4.ディープラーニングの手法:75%
5.ディープラーニングの社会実装に向けて:72%
6.数理・統計:33%

うぅ(ノД`)(以下言い訳)
数理・統計は問題数が少なくて、これはたぶん3問出題中2問落としただけで
数式は面倒だから後から考えようと思っていたのだけど時間が足りなくて....
法律系も問題文長すぎて時間が.......

皆さんはいかがでしたか( ゚∀ ゚)?
次回受験をお考えの方は、こちらの情報を参考にしていただいて
合格目指して頑張ってくださいねヽ(*^^*)ノ
時間配分にはくれぐれもお気をつけて...