皆様、こんにちは
テービーテックの村松です
先週金曜日、DSIT卒業生のインタビュー記事が弊社HPに公開されました!
http://www.tbtech.co.jp/dsit/images/20200221interview.pdf
(↑をクリックするとPDFが開きます)
ちなみに以前、ちょこっとだけ話題にしましたこちらの完成版になります↓↓
取材にご協力いただいた6社7名の皆様、本当にありがとうございました!
今後とも製造業特化型データサイエンス集中コースをよろしくお願いいたします
インタビュー振り返り
インタビューではざっくばらんに沢山のご意見とご感想を頂きました
その中で
- 仲間づくり
- 社内での理解活動
- AIを学ぶべき人たちとは
これら3つについてピックアップして本ブログではご紹介させていただきます
インタビュー記事内では他にも色々なことを語っていただいています
気になる方はぜひPDFの方をご覧くださいませ
仲間づくり
企画・データの収集・解析・運用・保守・・・etc.
一企業内でAIについて取り組むにあたって、やることは山積み・・・
ひとりではやれることが限られてしまいます
DSITを受講された皆様はどういった風に仲間を増やしているのでしょうか?
・DSIT卒業生が講師となった勉強会(愛三工業株式会社:星野さん)
受講後の社内展開として講座の導入部分を社内勉強会でやる話が出ているそうです
まずはAIとは何かをしっかり理解してもらい、企業でAIに取り組むにはどんな人材が必要か認識してもらう狙いとのこと
・まずはアウトプットをひとつ(トヨタ車体株式会社:篠田さん)
シビアな話ですが、まず結果を示さないと人員を割いてもらえないのが現状のようです
AIに取り組むことで得られる「旨味」をうまくアピールしていきたいところ
会社なので、やはり「ただやりたいから人を集める」とはいかないようですね
AIに取り組む利点をまず理解してもらうことから始まるようです
社内での理解活動
そこで最初に取り組まなくてはならないことが理解活動
実際にお話を聞くと、どの企業でも苦労されている様子がにじみ出ていました・・・
・トップが担当者目線で共通認識を(トヨタ自動車株式会社:古谷さん)
企画段階で費用対効果の成立性を問われると辛いのがAI・機械学習・・・
やってみなければわからない部分が多いことを理解してもらう、
周囲への理解活動が一番苦労されたとのこと
・他部署への働きかけ(株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング:藤崎さん)
AI・IoT開発に関わる自部署だけではなく、他部署のメンバーもさわりだけでも知っていて欲しい、AIだからと言って何でもできるわけではないということを理解してもらいたいとのこと
普通に生活してきて「AI」と聞くとなんでもできちゃう猫型ロボット殿を思い浮かべる人が多いと思います
実際にAI・機械学習について学ぶと「フィクションなんだな~」と実感できますが・・・その認識の違いから是正する必要がありますね
AIを学ぶべき人たちとは
誰が、どの程度、AIについて理解しておくべきなのか、
企業ごとで違いはあるのでしょうか?
・若手も主幹職も(押田さん)
・業種はどこでも可、ただしマネジメント層も(株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング:藤崎さん)
マネジメント層が理解していないと、報告などが理解されないこともあるといいます
また、AI・機械学習の知識の下地があることで顧客との会話・説明をスムーズ&正確になることが期待されます
・「どちらが」というわけではない(トヨタ車体株式会社:篠田さん)
結果を出すための構想を考える管理側も、実際に使用していく現場側も、理解があるべき
・他のメンバーに教えられるポジションに(住友理工株式会社:田中さん)
社員全員がセミナーなどに参加できるわけではありませんので、社内で軸になる教師を育てることも必要
いずれの企業でも「企業全体の」AI・機械学習への認識レベルを上げたい意志を感じました
専門家が1人、専門部署が1つ、それでは成り立たないということですね
さて、
今回は私自身がこのインタビューを通して「企業でAIに取り組む難しさ」を垣間見ることが出来た項目をご紹介させていただきました
新しいことに取り組みたいのに進まないジレンマのようなものをひしひしと感じるインタビューでした・・・
弊社としてもDSITやもくもく会を通して各企業様のAIへの意識レベルの向上や改善につながればと思っております
実際にマネジメント層向けのAIセミナーや継続的な啓蒙活動の手助けも行っておりますので、お気軽にご相談ください
いきなり大掛かりなセミナーはちょっと・・・という方は、そうですね・・・
まずはもくもく会で雑談&愚痴でもいかがでしょうか?
では、本日はここまで